いただきもののワインを冷蔵庫に入れたまま2週間。
開けたら香りがほとんど残っていませんでした。8本から125本まで、置く部屋別に7台を比べます。
この記事で紹介するワインセラー7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | さくら製作所 FURNIEL SAB-50G-PB | ![]() |
12本を静かに眠らせる | Amazon楽天 |
| 2位 | さくら製作所 ZERO Advance SA22 | ![]() |
22本を長期で寝かせる | Amazon楽天 |
| 3位 | さくら製作所 FURNIEL SAB-90G-PB | ![]() |
24本を上下で温度分け | Amazon楽天 |
| 4位 | ルフィエール BASE55 C55SL | ![]() |
55本入って置きやすい | Amazon楽天 |
| 5位 | デバイスタイル Angelshare L7 | ![]() |
125本を上下2温度帯で | Amazon楽天 |
| 6位 | アイリスオーヤマ PWC-251P-B | ![]() |
8本を1万円台で冷やす | Amazon楽天 |
| 7位 | ルフィエール ENTRY15 C15B | ![]() |
15本の入門機として | Amazon楽天 |
冷蔵庫では守れなかった、いただきものの一本
結婚祝いにもらった赤ワインを、置き場所がなくて野菜室に入れておきました。
半年後に抜栓したら、果実の香りが痩せて、酸だけがとがっていました。
家庭用冷蔵庫の冷蔵室は4度以下に保たれています。ワインにとってこれは冷えすぎで、酒石酸が結晶になって酸が落ちてしまう温度帯です。
ワインが気持ちよく眠れるのは12度から15度、湿度は70パーセント前後で、その環境を一年中キープするための箱がワインセラーです。
扉の開け閉めが多い冷蔵庫は、庫内の温度が上下しますし、キムチや納豆のにおいも移ります。
半年寝かせるつもりのボトルを入れる場所ではなかった、というのが痛い勉強代でした。

野菜室ならまだマシと言われますが、うちも同じ失敗をやりました。冷えすぎより、扉の開け閉めで温度が動くほうが効きます
そこから安いものから順に何台か手元に置いてみて、置く部屋によって正解が変わることがわかってきました。
以下の7台は、収納本数と設置場所で並べています。
置き場所と本数で選ぶ!ワインセラーのおすすめ7選
第1位:さくら製作所 FURNIEL SAB-50G-PB 12本収納

ワンルームに住んでいたころ、テレビ台の横に置いて使っていたのがこの12本モデルです。
冬に室温が下がっても庫内を12度に引き上げてくれるヒーターが入っているので、暖房を切った深夜の部屋でもボトルが冷えすぎません。
日本の四季を前提に作られた国産機で、夏の猛暑から冬の寒さまで同じ温度で通せるのが効きました。
正直に書くと、12本はあっという間に埋まります。
3か月ほどで満杯になって、結局2台目を考えることになったので、迷ったら一回り大きいほうを選んでおくと後が楽です。
ただ、はじめの1台としての完成度は今でも一番だと思っています。
さくら製作所 ワインセラー FURNIEL SAB-50G-PB 12本収納 ピュアブラック
冬でも12度をキープする国産の12本モデル
第2位:さくら製作所 ZERO Advance SA22 22本収納

販売店の担当者に長期熟成向けの一台を聞くと、真っ先に名前が出てくるのがこのZERO Advanceでした。
庫内をマイナス5度から22度まで動かせるので、日本酒や生ハムまで同じ箱で預かれますという説明が印象に残っています。
レビューを読むと、10年単位で寝かせるボトルを持っている人ほど評価が高く、温度の戻りが速い点を挙げる声が目立ちました。
価格帯は22本収納としては高めで、そこは人を選びます。
すぐ飲むワインを冷やしておきたいだけなら、明らかにオーバースペックです。
10年後に開ける一本を持っている人だけが、この値段の意味を回収できます。
さくら製作所 ZERO Advance ワインセラー SA22 22本収納 ブラック
マイナス5度から22度まで、長期熟成に向く22本機
第3位:さくら製作所 FURNIEL SAB-90G-PB 24本収納

1位の兄貴分で、庫内が上下に分かれて別々の温度を作れる24本モデルです。
上段を17度前後で赤、下段を10度前後で白と分けておけば、飲みたいほうを開けてすぐ注げますので、来客の多い家と相性が良いです。
赤と白を両方買う人ほど、1温度のセラーだとどちらかに温度を妥協することになります。
24本ぶんの奥行きがあるぶん、放熱スペースを背面に10センチほど空ける必要があります。
壁に寄せて置けると思って採寸すると、あとで数センチ足りずに焦ります。
購入前にメジャーで測っておいてください。
さくら製作所 ワインセラー FURNIEL SAB-90G-PB 24本収納 ピュアブラック 2温度管理
上下で温度を分けられる24本モデル
第4位:ルフィエール BASE55 C55SL 55本収納

自宅のダイニングで2年ほど使っているのがこの55本機です。
55本入って本体幅が50センチ台に収まっているので、大型のわりに置き場所が見つかります。
棚を引き出したときにボトルの肩まで見えるので、奥に埋もれた一本を探す手間がありません。

50本超えでこの価格は、控えめに言って神です!! うちも2台目はこれにしました
気になるのは動作音で、コンプレッサーが回りだすと冷蔵庫と同じくらいの音がします。
リビングなら会話にまぎれて気になりませんが、寝室の枕元に置くと夜中に目が覚めるかもしれません。
置く部屋だけは先に決めておいてください。
ルフィエール BASE55 C55SL ワインセラー 55本収納 ブラック
幅50センチ台に55本、リビング向けの主力機
第5位:デバイスタイル Angelshare L7 125本収納

飲食店の厨房でも見かける125本クラスで、上下それぞれ違う温度に設定できます。
セラーの容量が足りずに買い足しを繰り返した人が、行き着く一台という位置づけです。
メーカーに問い合わせたところ、上段と下段で独立した温度管理ができるため、抜栓予定の白を下段に集めておく運用が多いと教えてもらいました。
重量とサイズはかなりのもので、搬入経路と床の強度を先に確認しないと設置日に詰みます。
賃貸のフローリングだと、下に敷板を挟んだほうが跡が残りません。
集合住宅の場合はエレベーターの奥行きも測っておいてください。
デバイスタイル Angelshare L7 ワインセラー 125本収納 ブラック 2温度帯
上下で温度を分けられる125本の大容量機
第6位:アイリスオーヤマ PWC-251P-B 8本収納

実家の父に贈って、正月に触らせてもらった8本のペルチェ式です。
動作音がほとんどなく、テレビの前に置いても音の存在に気づきませんでした。
半導体で冷やす仕組みなのでモーターが回らず、振動もボトルに伝わりません。
弱点は真夏です。
ペルチェ式は室温との温度差をつくる力が弱いため、締め切った部屋が35度を超えると設定温度まで下がりきりません。
長期熟成にはあきらめて、短期の保管用と割り切ってください。
アイリスオーヤマ ワインセラー 8本収納 PWC-251P-B ペルチェ式
音がしない8本機、はじめの一台の価格帯
第7位:ルフィエール ENTRY15 C15B 15本収納

コンプレッサー式を試してみたいけれど、いきなり数十本は不要という人が最初に買う15本機です。
15本という数字が絶妙で、ケース買いした6本入りが2箱と、いただきもの数本がちょうど収まります。
口コミを追うと、贈答用のワインを預かる場所として使っている家庭が多く、常時満杯にはしない運用の声が目立ちました。
安価なコンプレッサー機なので、庫内灯や棚の質感は上位機に負けます。
棚の動きがかたいという書き込みもあり、そこは4位のBASE55に譲ります。
見た目より中身を優先する人向けです。
ルフィエール ENTRY15 C15B ワインセラー 15本収納 ブラック
コンプレッサー式を試す15本の入門機
冷やし方の違いは、置く部屋で決まる
カタログを読み比べるより、置く部屋を先に決めたほうが機種は絞れます。
寝室に置くならペルチェ式、リビングや納戸に置けるならコンプレッサー式という分け方でほぼ間違いません。
コンプレッサー式はモーターで冷やすので力が強く、真夏の室温でも設定温度まで落とせます。電気代も安く済みます。
代わりに冷蔵庫と同じ動作音が出ます。
ペルチェ式は音も振動もほぼゼロですが、冷やす力が弱く、消費電力は高めです。
7台を性能と評判から比べた表が下になります。静かさと手の出しやすさは、店頭で扉を開けたときの感覚と口コミから付けました。
| 商品名 | 収納本数 | 冷却方式 | 寝室でも眠れる静かさ | 奥の一本の取り出しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| さくら製作所 FURNIEL SAB-50G-PB | 12本 | コンプレッサー | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| さくら製作所 ZERO Advance SA22 | 22本 | コンプレッサー | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| さくら製作所 FURNIEL SAB-90G-PB | 24本 | コンプレッサー | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ルフィエール BASE55 C55SL | 55本 | コンプレッサー | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| デバイスタイル Angelshare L7 | 125本 | コンプレッサー | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| アイリスオーヤマ PWC-251P-B | 8本 | ペルチェ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| ルフィエール ENTRY15 C15B | 15本 | コンプレッサー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
冷却方式の違いは、動画で音を聞いてみるのが早いです。ワインの専門家が購入時に見ている場所を話しているものを貼っておきます。

本数は今持っている数の3倍で考えてください。これ、意外と見落とされるところなんですよね
届いた日にやっておくと、あとが軽くなること
搬入したその日にワインを詰めたくなりますが、少しだけ待ってください。
輸送で横に寝かされた冷媒を落ち着かせるため、設置してから半日ほど電源を入れずに置いておくと、初動の負荷が減ります。
その間に庫内を乾いた布で拭いて、棚の位置を決めておきます。
温度が安定するまでは半日から丸一日かかるので、ボトルを入れるのは翌日でちょうどいいくらいです。
並べ方は、下段に早く飲むもの、上段に寝かせるものが基本です。
自然対流で庫内は上のほうが少し温かくなるため、飲み頃の赤を上に置いておくと注ぐ温度に近くなります。
抜栓予定日をマスキングテープに書いてボトルの肩に貼っておくと、探す時間が消えます。
セラーの隣に置いておきたい小物
セラー本体を買ったあと、あとから欲しくなるものが決まっています。
まずは温湿度計です。庫内の表示は吸気口付近の値なので、棚の真ん中に小さな温湿度計を置いておくと実際の環境がわかります。
バキュームポンプ式のワインストッパーもあると、飲みきれなかったボトルを2日から3日は持たせられます。
セラーに戻すときは立てて入れて、下段の手前に置いておくと忘れません。
延長コードは使わず、壁のコンセントに直挿ししてください。消費電力が大きい機種だと発熱の原因になります。
7台を並べて、手元に残った一本
はじめてのセラーで迷ったら、1位のFURNIEL SAB-50G-PBか7位のENTRY15から入るのが現実的です。
置き場所が寝室しかない人は6位のペルチェ式、家族でワインを飲む習慣がある人は4位のBASE55まで一気に上げてしまうほうが、買い足しの手間が消えます。
本数だけは、今持っているボトルの3倍で見積もってください。
12本のセラーを3か月で満杯にした人間が言うので、そこそこ説得力はあると思います。
サカガミミサキ大型家電を得意とするプロの筆者。今回はセラー専門店の販売スタッフとメーカー窓口の2社にリサーチし、売れている本数帯と設置トラブルの実例を聞いたうえで書いています。自宅では55本機を2年使っています。


